数あるメガネの中でも「美の欠如」というテーマを最も鋭く、そして最も指向的に捉えているのは、おそらく誰もが日本の著名なアイウェアデザイナー、MASAHIROMARUYAMAの巨匠、丸山正広氏でしょう。彼はメガネを通して、オープンマインドで原点回帰的な人生観を表現し、あらゆる不完全で原始的なスタイルを可能な限り受け入れようと努め、角度や違いこそがMASAHIROMARUYAMAのメガネと人間との最大の共通項となるのです。
MASAHIROMARUYAMAは先日、ついに新作を発表しました。2017年に発売された人気シリーズ「Broken(ブロークン)」の新たなデザインです。揺れ動き、折れ曲がったラインは、このコレクションの中でも特に印象深い特徴の一つです。新シリーズでは、金属リベットを接合と補強のディテールとして用い、素材とレンズに異なる色使いを施すことで、断片化、損傷、修復といった新たなイメージを生み出しています。
このダブルブリッジボックスは金と銀の構成を採用しており、銀色の縁取りが鏡の脚まで伸びており、ざらざらとしたラインが人々の記憶に残ります。
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ミラーリングがプレートに一体化されており、デザインに異素材の豊かな質感を加え、造形感がより強くなっています。
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丸山正弘氏独自の不完全なスタイルは、最も古典的な丸い形にも新しいレベルの表現を与えます。
投稿日時: 2023年8月15日