18世紀半ばから19世紀にかけて興隆した新古典主義は、レリーフ、柱、線状パネルなど、古典主義の古典的要素を抽出し、シンプルなフォルムで古典美を表現しました。新古典主義は従来の古典主義の枠組みを打ち破り、現代の美学を取り入れることで、より優雅で質素、そして古典的になりました。本日は、新古典主義の特徴を持つ5種類のグラスをご紹介し、皆様に時代を超えた古典美をご体感いただきたいと思います。
#1 MASUNAGA by 高田賢三 |リゲル
100年にわたる鏡作りの伝統を継承するMASUNAGAのレトロな魅力は、壮麗で優雅な古典建築の美しさに匹敵します。日本のトップファッションデザイナー、高田賢三氏とのコラボレーションシリーズは、ブランド独自のスタイル、大胆な色使い、そして精巧な花柄を融合させ、MASUNAGAのレトロでラグジュアリーな魅力にさらなる話題性を加えています。
このRigelと同様に、ミラー素材は純チタンと日本製のプレートを組み合わせ、レトロとファッションを融合させています。シースルーのプレートの下には、レトロな模様があしらわれたアーチ型の金属製のノーズブリッジが見え、チタン製のミラーアームにも立体的で精緻な彫刻が施されています。唐草模様で装飾されたこのメガネは、まるで新古典主義の建築物のようで、精巧な装飾が豊かな優雅さを醸し出しています。もう一つの特徴は、テンプルの先端にあしらわれた桔梗模様です。これはケンゾー家の家紋を表し、ブランドの独特なデザイン美学を表現しています。
#2 アイヴァン | バルーア
日本製ハンドメイドメガネ「EYEVAN」は、レトロで優雅な独特のフォルムが特徴です。デザインから製造まで、すべて日本で完結し、高品質な生産を通して日本の職人のクラフトマンシップ精神を受け継いでいます。趣のあるスタイルを追求するEYEVANにとって、今年の新作は「Balure」。丸みを帯びたメタルフレームを採用し、1900年代初頭の老眼鏡や1930年代のゴーグルからインスピレーションを得ています。パイルヘッドの繊細な彫刻が、趣のある味わいをもたらしています。
もう一つのハイライトは、掛け心地を向上させるために綿密に計算されたカーブしたテンプルです。テンプルの先端にはレーザードリルで0.8mmの穴が複数開けられており、独特の印象を与えます。
#3 DITA | インフォーマー
DITAの職人技は、精巧な建築物のようです。細部に至るまで緻密に設計されています。パーツ、芯線、ネジ、ヒンジはすべて専用の金型で製作されています。成形されたフレームは、少なくとも7日間かけて丁寧に磨き上げられ、複雑な研磨工程を経て完成します。使用される素材はすべて最高品質のもので、洗練された高級感あふれる製品ラインを生み出しています。
新作「インフォマー」は、革新的な技術を駆使し、クラシックなレトロなキャットアイデザインを再解釈し、フレームの中にフレームの斬新な美しさを織り込んでいます。外枠は半透明のブラウントーンのプレートをメインカラーとし、内層はクラシックな模様やレリーフで装飾された金属素材を採用。その融合が、より一層の優雅さと高貴さを醸し出しています。ミラーアームの先端には、ブランドを象徴するD字型のゴールドマークがあしらわれ、高級感を隅々まで引き立てています。
#4 松田 | M1014
松田は古典建築のような繊細な構造を持ち、常に日本の伝統的な職人技と西洋のゴシック様式をデザインに融合させ、レトロとアヴァンギャルドを継承してきました。半世紀の歴史を持つこのブランドは、日本の天皇陛下御用達のハンドメイド職人技を誇るアイウェアブランドです。クラシックなエレガンスを醸し出すもう一つの特徴は、象徴的なフレームに施された精巧なエンボス加工です。職人の手によって丁寧に作られ、日本の職人の魂が込められたフレームは、完成までに250もの手作業工程を経ています。
サングラスM1014と同様に、セミリムの円形デザインで、マットブラックのフレームを基調としています。純銀のメタルミラーカバーから、ヒンジやテンプルの精巧なエンボス加工まで、金属加工は精巧で、古典的な建築レリーフのような優雅さを醸し出しています。
#5クロムハーツ|ダイヤモンドドッグ
ゴシックやパンクスタイルの影響を強く受けたクロムハーツのフレームは、まるで古典芸術の彫刻のようです。十字架、花、短剣といったダークな美的要素が、神秘的な色合いを帯びたメガネによくあしらわれています。1本のメガネの開発には19ヶ月、製造には6ヶ月かかると言われています。
ダイヤモンド・ドッグは、その独特な職人技を体現したモデルです。ダイヤモンド型のチタンフレームに樹脂製のミラーアームが組み合わされています。仕上げは、アーチ型の金属製ノーズパッドと、中世建築の趣を彷彿とさせるクロスグループで装飾されたヒンジです。
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投稿日時: 2023年10月7日